ペットシッター
2021.10.28老犬を預かってもらえるサービスは何がある?ペットホテルやペットシッターなど徹底解説
日本では、ペットの高齢化が進み、登録数の半数がシニア期のペットとなりました。 そんな中、老犬の介護施設が少ないと言うより、殆どありません。愛するペットの介護は飼い主がするものと言う意識が高いように感じます。ですが、介護が飼い主様に与える負担はとても大きいものです。今回どのような選択肢があるのか、解説します。
最近の老犬事情
最近、老犬ホームが一般に知られるようになりました。
高齢者のご家族の方から「両親が飼っている犬を預かってほしい」というニーズが多いです。
老犬ホームへ預けるニーズとして「飼い主が入院の為、犬の世話、散歩など出来なくなった。」「犬が寝たきりになり、仕事関係などで思うように介護をしてあげることが出来ない。」「痴ほう症になり、夜なきなどで近所からのクレームが来る」などの理由をあげられる方が多くいらっしゃいます。
飼い主さま、ご家族の方のお話を伺うと「本当は最後まで一緒にいてあげたい、でも現状どうしても面倒を見ることが出来ない。」という理由から「老犬ホームにて介護をお願いするのが犬にとって良い選択ではないか」と考える方が増えてきています。
介護が必要な老犬が増えた要因のひとつとして、最近のドッグフードは栄養バランスが良く、医療も進んだため犬の平均寿命が15年ほどとなり、中には20歳まで長生きする犬が増加していることが考えられます。
また、今から15~20年ほど前に訪れたペットブームの頂点だった時期に飼い始めた犬が、介護が必要な年齢となってきている現状が見られます。
こういった傾向により、犬の介護市場の需要が高まっているため「老犬ホーム」が重要視されるようになってきたのだと考えます。
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ただ対処方法としては他にもあり、なるべくペットへ負担が少ないデイサービス、ペットシッターの利用も選択肢としておすすめです。
老犬ちゃん向けのサービスは主に3つ
主に3つあり、「老犬向けデイサービス」「老犬向けペットホテル」「老犬ホーム」がございます。
老犬ちゃんのデイサービス
大きい括りで考えるとペットシッターなども含まれる老犬向けのデイサービスです。
年齢制限があり、8歳以上の老犬ちゃんを対象としているケースが多いです。
痴呆症が発症された老犬、身体に障害のある老犬、投薬が必要な老犬も対象としております。
愛犬にとって飼い主様と共に過ごす時間が一日の内、最低でも数時間は必要と考えるため、老犬ホームのような完全預かりはせず、日帰りを基本としております。夜間のお預かりも行っているケースがあります。
お預かり中のお世話は、極力飼い主様のご要望にお応えできるよう対応いたします。
食事・排泄のお手伝い・お散歩・身体のお手入れ・床ずれ防止のマッサージなどをサービス対象としています。
老犬向けペットホテル
老犬向けのペットホテルは老犬にも優しい芝生のドッグランをはじめ、トリミング設備、豊富なサイズの車いすなど充実した設備が自慢の老犬ホームのケースが多いです。老犬を預かってくれるペットホテルなら、飼い主さんも安心して旅行やお出かけすることが可能です。またお出かけでなくても、飼い主さんの介護休憩のために、たまには預けてリフレッシュするといいでしょう。
老犬ホームとは
老犬ホームはワンちゃんが安心して暮らせる施設です。
寝たきり、夜泣き、徘徊など、ご高齢のワンちゃんのお世話でお悩みの飼主さんにはお勧めです。
様々な事情でオーナー様と一緒に暮らすことがむずかしくなったシニア犬をプロがお預かりして、快適な生活を送れるようお世話するサービスです。
ショートステイから長期お預かりまで、たくさんのワンちゃんをお世話したスタッフが面倒をみます。
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